手術
1次病院のホームドクターながら、より進んだ専門診療にも対応できる1.5次まで対応可能な専門治療技術があります。
当院では周術期疼痛管理(術前/術中/術後)を積極的に行っております。手術には「痛み」がつきものと考えられますが、「手術方法/機器」や「適切な痛み止め」を使用することにより、可能な限り痛みをなくすことができます。
当院では、stryker社の整形、神経外科用器具を導入し積極的に手術対応しております。
当院での主な手術
各種骨折/ 椎間板ヘルニア(頸部、胸椎、腰椎)/避妊去勢手術/会陰ヘルニア/腫瘍外科/胆嚢切開・切除/肝臓摘出/脾臓摘出
避妊去勢手術
避妊去勢手術(不妊去勢手術)で、飼い主様や動物がより快適な生活をおくれるようになった例が多数ございます。また、性ホルモンが関与した病気の予防にも効果があります。避妊去勢手術前には総合診断が必要です。※総合診断時に手術日の提案をさせていただきます。
◎避妊去勢手術はその日に退院ができます。
輸血について
現在の動物医療では、血液または血液製剤の販売などはありません。各病院の努力によって血液を確保しています。
当院では、輸血犬として海くん(院長のビーグル犬)が、重症の犬の命を助けるために活躍しています。輸血の前には、安全に輸血ができるか交差試験などを必ずおこなっています。
【お願い】
輸血犬、輸血猫の登録。1-5歳ぐらいの元気で、体重10kg以上の犬、5kg以上の猫の登録をお願いしてあります。緊急の場合、当院より連絡後、血液をとらせて頂きます。(豪華特典あり)
手術の流れ
1.身体検査
体温、聴診、身体検査
2.血管確保
留置針をとりつけます
麻酔薬の安全な注入のためや、手術中に点滴をするため(留置針:やわらかい血管に入れる針)
3.前投与薬の注射
痛み止め、心臓補助の薬、抗不安薬、など手術にあった薬の使用
4.注射麻酔薬にて導入
少し眠ってもらいます
5.気管チューブの挿管
ガス麻酔を使用し、呼吸をアシストします
6.毛刈り
手術する部位より少し広めに毛を刈ってきれいにします
手術の時、毛が傷口に入ってしまいますと、非衛生的になるため
7.消毒
動物の体を消毒薬を使用してきれいに拭きます
8.各種モニターの設置
心電図、血圧、二酸化炭素濃度、呼吸数、体温
9.術中点滴
10.手術
当院では、当たり前ともいえる手術の手順を全ての患者さんに行っています。